けんぷファー

美少女に変身してしまった少年が、激しい戦いを繰り広げる築地俊彦原作の学園バトルアニメ第1巻。普通の少年・ナツルは、ある朝とんでもない美少女に変身していた。さらに臓物をはみ出させたぬいぐるみが現れ…。(Amazonのあらすじ紹介より)
他の作品と比べて、Amazonのあらすじ紹介短すぎ（笑）！内容が無いのはすぐわかったので、にゃんこい！前の時間つぶしのつもりで見ていましたが、旧しずかちゃんをはじめとする豪華声優陣、どう考えても背骨がぶっとぶEDの腰振りダンス、中島愛の背中がかゆくなるようなぶりぶり演技などについつい引きこまれ、中盤以降は壊れていないひたぎさん（会長）を応援しつつ、黒い中島愛に感心したりと、なんだかんだで全話完走してしまいました。でも結局のところ、この作品についてずっと後まで記憶に残りそうなのは、やっぱり最終話の超展開と、逆の意味で伝説に残りそうな番外編の突き抜けっぷりだけのようですね。ツンデレから妹キャラまで、わざとらしくキャラを揃えて外連味たっぷりに自己紹介したくせに、ワンカットであっさり負けちゃう白けんぷのあまりの弱さや、パワーアップした赤青けんぷが格好つけて攻撃しつつ、結局白けんぷの服を破っただけで全員簡単に逃がしちゃうとほほ具合などは、まさに超展開と呼ぶにふさわしいものでした。私も11話を視聴したところまでは、「スタッフまじでやりやがった！」とある意味感動していた次第です。でも、「生きてるってすばらしい」ことが心の底まで実感できた番外編では、ただただ苦笑いすることしかできませんでした。BOXの購入特典映像だったらまだ納得するんですが、こんなのを通常の放送枠にそのままのせちゃうとは・・・脱帽です。