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聖剣の刀鍛冶

聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス) Vol.3 [Blu-ray]騎士の少女と、刀鍛冶の少年。 すべては、二人の出会いから始まる——大陸を震撼させ、無数の犠牲を生んだ代理契約戦争から数十年・・・。独立交易都市ハウスマンの自衛騎士団に所属するセシリー・キャンベルは、ある時、一人の少年に窮地を救われる。少年の名はルーク・エインズワース。都市のはずれに工房を構える鍛冶屋だった。ルークの持つ、奇妙な剣——大剣をも断ち切ったその「刀」に魅せられ、セシリーは折れた愛剣の代わりとなる、新たな剣を打ってほしいとルークに頼み込む。彼との出会いが、聖剣をめぐる過酷な運命に己を巻き込んでいくとも知らずに・・・。(Amazonのあらすじ紹介より)
こちらもリアルタイムに視聴。原作の面白くなるところまで行かずに終わっちゃったという声が散見されますが、私はこちらは原作には一切ノータッチだったので、割と楽しめました。でも振り返ってみると、確かに何をやりたいのかよくわからない作品でしたね。どんなにシリアスに話が終わってもほのぼのしてしまうEDが真の本編だという説には私も大賛成で、最終回で空耳オープニングテーマがまた流れてきたときはちょっとがっかりでした。今回アニメ化されたところだけをまとめた場合は、ルーク(CV:岡本信彦)がリサ(CV:豊崎愛生)と正面から向き合い、過去の心の傷と決別するまでを描く、っていう物語でいいのでしょうかね?最終回の橋の上のシーンは、なんだかリサがルークに逆プロポーズしているみたいで、セシリー(CV:藤村歩)が今後入り込む隙がなさそうに見えて、ちょっと不憫でした。「黒衣の男」なんて思わせぶりに隠されていた(でもバレバレだった)悪役のシーグフリード(CV:置鮎龍太郎)は実は妙に安っぽい奴だったり(「丸腰でも手加減しないぞ」とか言いながら、説教→鍛錬が終わるまで攻撃を待ってくれるとてもいい奴ではあるんですけど)、やっぱり思わせぶりに横に仕えていた黒衣の女剣士もあっという間に倒されちゃったり、最後の対決にはアリアがいなかったり。一番よくわからないのはシーグフリードが悪魔とか人外をこれでもかとけしかけてくるところ。彼は何がしたかったんですか?まさに「これは良い打ち切りですね」状態。
他にこの作品で印象に残っているのは、多少のお色気と、ありえない形状の胸当てと、リサ萌えと、セシリーの青臭い説教くらいしかなかったりします。原作ではしっかり世界観ができてるんでしょうけど、12回では説明するだけで終わってしまったようで、かなり消化不良でしたね。シャーロット(CV:福原香織)話で3話も使う必要があったのかな?もうちょっと先まで見てみたい気がする惜しい作品でした。