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そしてまどかは神となった〜魔法少女まどか☆マギカ総評

魔法少女まどか☆マギカ 6 【完全生産限定版】 [Blu-ray]「魔法少女まどか☆マギカ」集中放送からもう二週間近く経ってしまいました。もちろん集中放送はリアルタイムで堪能したのですが、「まとめのエントリを書く前に冷静になってからもう一度録画を見直しておこう」と思ったのが運の尽きで、ずるずると時間だけが過ぎてしまいました。いやあ、震災もそうですが、自分の生活環境の大きな変化とも放送がいろいろとシンクロしていたせいで、なんとなくこの作品にけりをつけてしまう踏ん切りがつかなかったんですよねえ。でもゴールデンウィーク3連休の中日にすっぽりとやることがなくなってしまいまして、思い切って見直してみました。
 やっぱり、いろいろな意味で神でしたよ。序盤で魔法少女というジャンルそのものに問題提起を投げかける「メタな魔法少女もの」だと思わせつつ、最終回を見終わると「全ての魔法少女ものが成り立つのは魔法少女まどかのおかげだった」、すなわちこの作品が「魔法少女ものの原典」にも思えてしまうこの不思議。震災後の放送が自粛されていたのは、一般人からはスーパーセル(=超巨大雷雨)と認識されているワルプルギスの夜にからんだ避難所の描写と、津波後を連想させるような10話のまどかの死に様あたりがひっかかったのでしょうか?その判断自体は妥当だと思いますが、それを除いて考えても、物語の最大の山場を集中的に鑑賞できたのは、視聴者にとって巡り合わせの妙があったのではないかと思います。荘厳なBGMと壮大な世界描写が詰め込まれた12話に至っては、精神世界風の描写も含めて「2001年宇宙の旅」を連想したりして、ほとんど映画を観ているような気分でした。ていうか、シリーズまとめて劇場上映してください!儲かりますよ!
 自分の過去エントリも見直してみますと、えーと、まどかのパワーの秘密は縒りあわされた因果のせいでしたか...。熱力学にこだわりすぎた自分がちょっと恥ずかしいですね。それと「魔法少女まどか☆マギカ」を三幕構成で読み解く件に関して。残っていたポイントであるクライマックスはどこにしましょう?候補としては、11話の「私今すぐ行かなきゃいけないところがあるの!」というママに決意を述べた瞬間や12話アバンのまどかが願いを告げたシーンなどが挙げられそうですが、個人的には最大かつ最後の絶望をロングヘアまどかが吹き飛ばした瞬間を推してみます。これだとBパートラストのほむらとも対応しますからね。

...まだまだ語りたいことがいっぱいある気がするのですが、やっぱりうまくまとまりません...。またおいおい書き留めていきたいと思います。

とにもかくにも、まずは↓のHMVのボックス取りに行きますよ!Amazon今回はごめん!
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(追記)これすごく納得。
(追記2)これも深いなあ。