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アバター

The ART of AVATAR ジェームズ・キャメロン『アバター』の世界 (ShoPro Books)ついさっき見てきたので、ちょっと感想。いやーすばらしかったです。この映画はぜひ大画面で、できれば3Dで見て欲しい。私、高いところがちょっと苦手なのですが、映画だとわかっていながら、ところどころかなりびくびくしちゃいました。それほど異世界の怒濤の大自然が眼前に広がってきて、圧倒的な臨場感を味わうことが出来ます。
それと感心したのが、観客のアバターとパンドラ星原住民ナヴィへの感情移入を巧みに引き出す構成。最初にアバターがカプセルの中の液に浸かっている場面では、正直「キモ!」っていう印象が強かったのですが、話が進むに従って、青塗りのひょろひょろ猫科人間がなんとも表情豊かな愛すべき人々に見えてきます。ついには完全にナヴィたちを応援し始める観客のこの認識の変化は、まさに劇中のジェイクの意識の変化にシンクロしているんですよね。ジェームズ・キャメロンおそるべし。カリブなまりの英語にネイティブアメリカンの風俗にポリネシアの儀式がくっついている感じのナヴィの造形(アフリカの習俗も入っているのかな?)は、異世界なんだから、もうちょっとぶっとんでてもよかった気がするんですが、やっぱりあまりにも現実離れしていると感情移入の妨げになっちゃいますかね?
BD出たらすぐにでももう一度見てみたい作品です。