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BLAME!

『BLAME!』Blu-ray(初回限定版)

いまさらですが、Netflixでみてなかなか面白かったので感想でも。原作は知らないのですが、電基漁師の皆さんの名前やら言葉遣いやら風俗やら、戦国時代?のお百姓さんをモチーフにしているようで、そこに登場する霧亥は民俗学で言う「まれびと/マレビト」そのものですね。物語の構造自体は「七人の侍」にも通じる感じで、BGMも含めて昔話のフォーマットにのっとったオーソドックスなお話しになっています。

 おなじみ?の三幕構成で構造解析してみると、シボをみつける開始30分あたりが第一ターニングポイントで、自動工場への旅立ち準備がはじまる場面転換がある38分から第二幕、結界に帰還した1時間ちょうどがミッドポイント、サナカン登場の1時間11分あたりが第二ターニングポイント、1時間20分あたりのバトル開始から第三幕、1時間36分の重力子放射線射出装置発射あたりからレゾリューションって感じですかね。エンドロール抜きで100分ほどの作品ですが、各パートの比率がおおよそ2:2:1になってます。霧亥との出会いのタイトルバックが15分目ですから、独特の世界観の説明に比率1を割いたと考えれば、残りの比率はミッドポイントも含めてかなりきれいに割り振られているようです。

 


映像化不可能コミック、ついにアニメ映画化『BLAME! 』予告編

 

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