なんでもリスト

気になったことを気ままにまとめます

百花繚乱 サムライガールズ

百花繚乱 サムライガールズ 零巻 ガールズ開花宣言!咲き乱れちゃう限定版!! [DVD]戦国時代の武将の名を冠した美少女剣豪たちが、「己の将を守るため」「将との忠義を尽くすため」巨大学園を舞台に絢爛豪華なセクシーアクションで大暴れ!強くなるには「忠=チュウ」が必要!(Amazonの作品紹介より)
 ざくろとイカちゃんがコンボになっていた東京の月曜日が一番の楽しみならば、秋アニメ火曜日のMXは紳士枠2時間ロードになっていまして、こちらもまた楽しみな曜日でした(たいてい1時間で寝ちゃいましたが...)。そんな枠の先鋒を務めていたのが、イカちゃんと共に今期の厳選BDマラソン対象に加わっているこの作品なのです。全般的に水墨画風に縁取りされた絵柄や、墨汁のしずくを模した特殊効果&規制も斬新でしたが、やっぱりこの作品一番の魅力は、豪華な女性声優陣でしょう。久方ぶりに直球ど真ん中キャラ(真田幸村)を演じている釘宮理恵さんをレギュラーで聴けるだけでも嬉しいのに、主演は2010年一番注目していた悠木碧さん(柳生十兵衛)とくれば、以前は「おっぱいアニメはちょっとなあ」などと言っていたことも忘れて毎週画面に釘付けでした。といいつつ、一番好きだったのは豊崎愛生さん演じるぐつぐつさん(直江兼続)だったんですけどね。あれだけいじられながら、めげずに我を通すいじらしさに惚れました。それと、ハーレム物にしては主人公の柳生宗朗(CV:平川大輔)がヘタレ過ぎていないのも好感が持てましたね。
 キャラデザインからは単なるお色気作品のように見えますが、実際には本編のほとんどはちょっと古めなギャグ満載の軽妙なコメディに仕上がっています。ネットに残っているKOBUN監督インタビューを読むと、監督がお色気系以外の出身だったことが功を奏したようですね。それがシリーズ終盤になるとがらりと雰囲気を変え、俄然バトル物の色が濃くなります。完全に「トップを狙え」リスペクトになっていた白黒最終バトルは、悠木さんの熱演も加わってかなりの見応えがありました。最終的には三人の十兵衛を演じ分けるとか、凄すぎます。ただ結末に関しては、やっぱりちょっとしっくりこないです...。綺麗にまとまったと言えば聞こえはいいのですが、これって「トップを狙え」に当てはめてみたら、「ノリコが地球に帰還できずにオカエリナサト無しエンド」ですよね。どうしても今ひとつ物足りない感が払拭できません。それでもマラソンしちゃうというのは、かなり病状が悪化しているということですね...。